三重県津市を拠点に、三重県内全域で外構・エクステリア工事を手がけるアトラディックです。目隠しフェンスの費用は、工事費込みで1mあたり1〜4万円程度(高さ1.2〜2.0m・2026年時点・三重県の目安)です。長さにすると10mで15〜40万円程度、20mで30〜75万円程度が目安になります。
「カタログの本体価格は分かるけれど、工事まで含めると結局いくらなのか」「後付けだと高くなるのか」——津市や松阪市のお客様から、こうしたご相談をよくいただきます。目隠しフェンスの総額は「本体価格」だけでは決まらず、柱・基礎・施工費、そして現場の条件で変わります。だからこそ、内訳の仕組みを知っておくと見積書が読めるようになり、ムダのない計画が立てられます。
本記事では、三重県で外構・エクステリア工事を手がけるアトラディックが、目隠しフェンスの費用に関わる論点をまとめて解説します。なお、高さの決め方や素材ごとの特徴そのものは目隠しフェンスの選び方(高さ・素材編)で詳しく解説しているため、この記事は「費用」に集中してお読みいただけます。
目隠しフェンスの費用相場|1mあたり・総額の目安
目隠しフェンスの費用相場は、工事費込みで1mあたり1〜4万円程度。総額では20〜40万円台の工事が中心的な価格帯です。
当社の現場でも、目隠しフェンスは外構のなかで特に悩まれるお客様が多い項目です。お隣との位置関係(どの窓とどの窓が向き合うか)、既存の基礎ブロックがあるかどうか、地面の高低差——敷地の状況によって最適解も費用も大きく変わるため、「相場どおり」に収まらないことも珍しくありません。この記事の金額はあくまで出発点として、実際は現地を見たうえでの見積りで確かめてください。

金額に幅があるのは、費用を左右する要素が「長さ」「高さ」「素材」の3つあるからです。同じ10mでも、腰の高さのアルミフェンスと、立った目線まで隠す高さ2m級の木目調フェンスでは、総額が2倍以上変わることも珍しくありません。逆にいえば、この3つの掛け算を押さえれば、ご自宅のおおよその予算感は掴めます。
総額では20〜40万円台の工事が中心
市場全体の公開データを見ると、目隠しフェンスの設置工事は「リビング前や隣地側に10m前後・高さ1.2〜1.8m」という規模が多く、総額では20〜40万円程度に収まるケースが一般的です。敷地の2面・3面と範囲が広がったり、高さ2m級を選んだりすると、50万円を超える計画になっていきます。
なお、外構工事全体の中でフェンスにかける予算の考え方は、外構工事の費用相場(総額100万・200万・300万円でできること)で全体像を解説しています。新築外構やリフォーム全体の一部としてフェンスを検討中の方は、あわせてご覧ください。
「境界フェンス」と「目隠しフェンス」では費用がまったく違う
見落とされがちですが、敷地の境界を示すためのスチールメッシュフェンス(目隠しなし)と、視線を遮るための目隠しフェンスは、役割も価格帯も別物です。メッシュフェンスは工事費込みで1mあたり5千円〜1.2万円程度なのに対し、目隠しタイプはパネルの材料が多く風圧も受けるため、1mあたり1.3万円〜と割高になります。
「境界は全部メッシュでいい。視線が気になる区間だけ目隠しにする」という切り分けが、費用計画の出発点です。この考え方は後述の安く抑える方法でも軸になります。
費用の内訳|本体・柱・基礎・施工費の4項目
目隠しフェンスの見積りは「本体」「柱・部材」「基礎工事」「施工費・諸経費」の4項目で構成され、本体が全体の5〜6割を占めます。
内訳の構造を知っておくと、複数の見積書を同じ物差しで比較できるようになります。それぞれの役割と目安は次のとおりです。
| 費用項目 | 内容 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| フェンス本体(パネル) | 素材・デザイン・高さで大きく変動。費用全体の5〜6割を占める | 1mあたり0.5〜3万円程度 |
| 柱・付属部材 | 1〜2m間隔で設置。高さがあるほど本数・強度が必要 | 1本あたり3千円〜1万円程度 |
| 基礎工事 | 独立基礎ブロックの埋め込み・モルタル固定など | 柱1本あたり5千円〜1万円程度 |
| 施工費・諸経費 | 建て込み・水平調整・現場管理費・運搬費 | 工事費全体の1〜2割程度 |
これらを合計した「工事費込みの1m単価」で見ると、メッシュフェンスなら5千円〜1.2万円程度、アルミ目隠しフェンス(標準色)なら1.3〜2.7万円程度、木目調アルミや樹脂製なら1.5〜4万円程度が目安です(高さ80cm〜1.2m基準)。
カタログやネット通販の「本体価格」だけを見て予算を組むと、柱・基礎・施工費の分だけ想定を超えてしまいます。本体価格の1.5〜2倍程度が工事込みの総額になる、と考えておくと大きなズレは防げます。
見積書で確認したい3つのポイント
同じ工事でも、見積書の書き方は業者によって異なります。比較の際は次の3点を確認すると、金額のズレの正体が見えてきます。
- 項目の重複や抜けがないか:本体・柱・基礎・施工費が分けて書かれているか。「フェンス工事一式」だけの見積りは、内訳を出してもらうと比較しやすくなります
- 追加費用の条件が書かれているか:既存物の撤去処分費、残土処分費、高低差・傾斜地の対応費、重機や車両の回送費などは、現場条件次第で後から加わりやすい項目です
- 柱のピッチと基礎の仕様:柱の間隔を広げたり基礎を小さくしたりすれば見積額は下がりますが、風に対する強度も下がります。安さの理由が仕様の違いにないかは要チェックです
とくに3つ目は金額だけを見ていると気づけないポイントです。目隠しフェンスは面で風を受ける構造物なので、見積額の差は「仕様の差」であることが少なくありません。
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目隠しフェンスの費用は10m・20mでいくら?【長さ別早見表】
高さ1.2m前後の目隠しフェンスなら、5mで9〜22万円、10mで15〜40万円、20mで30〜75万円程度が工事費込みの目安です。
実際のご相談で多いのは「リビング前に5mだけ」「隣地側に10m」「敷地の2面で20m」といった長さです。素材×長さ別の目安を早見表にまとめました。
| フェンスの種類(高さ1.2m前後) | 5mの目安 | 10mの目安 | 20mの目安 |
|---|---|---|---|
| スチールメッシュ(目隠しなし) | 5〜10万円程度 | 8〜16万円程度 | 15〜28万円程度 |
| アルミ目隠しフェンス(標準色) | 9〜18万円程度 | 15〜30万円程度 | 30〜55万円程度 |
| 木目調アルミ・樹脂製 | 10〜22万円程度 | 18〜40万円程度 | 35〜75万円程度 |
| 高さ1.8〜2.0mの目隠しタイプ | 14〜28万円程度 | 25〜50万円程度 | 50〜90万円程度 |
いずれも2026年時点・三重県の目安です。既存フェンスの撤去がある場合は別途撤去処分費、現場条件によっては残土処分や重機回送費が加わることもあります。予算を組む際は、見積金額に2割程度の予備を見ておくと安心です。
長いほど「1mあたりの単価」は下がる
表をよく見ると、20mの上限は10mの2倍より少し安くなっています。これは、運搬費や現場管理費などの固定的な経費が長さに関係なく一定で、長くなるほど1mあたりに薄く配分されるためです。逆に5m以下の短い工事では諸経費の比率が上がり、1m単価はやや割高になります。
このため「今年は南側だけ、来年は西側」と分けて工事するより、まとめて1回で施工したほうが総額は抑えやすくなります。分ける場合も、先々の計画を業者に伝えておくと、柱の割り付けや基礎の位置を将来の延長に備えた形にできます。
参考までに、工期の目安はフェンス単体なら10m前後で1〜3日程度、20m規模でも数日で完了することがほとんどです。基礎のコンクリートやモルタルを固める養生期間を挟む場合もありますが、住みながらの工事で生活に大きな支障が出ることは少ない工種です。
「うちの場合はいくら?」は現地調査(無料)が一番確実です
敷地の長さ・高低差・既存ブロックの状態で金額は変わります。
アトラディックは現地調査・ご相談・概算見積りまで無料。※このダイヤルはお客様専用です。営業・セールス目的のお電話は固くお断りいたします。
しつこい営業電話はいたしません。
電話受付:月・火・木・金 12:00〜18:00(お見積り・ご相談専用)
24時間受付の無料相談フォーム素材別の費用比較|アルミ・樹脂・木製・メッシュで安いのは?
費用だけならスチールメッシュ、目隠し性能込みのコスパならアルミ形材、デザイン性との両立なら木目調アルミ・樹脂製が定番です。
当社の現場で最近人気なのは、木目調と、すっきりしたアルミのフェンスです。製品でいうと、コスパ重視なら「エコモックフェンス」が比較的安価で見た目も良く、バランスの取れた選択肢。価格より外観の格好良さを取るなら、リクシルの「フェンスAA」のメタル調などもおすすめです。どちらを軸にするかで見積りの雰囲気がかなり変わるので、方向性を先に決めておくと業者との話が早くなります。

目隠しフェンスの費用差は、そのまま素材の差といえます。ここでは費用に関わる範囲で、主要4素材の価格帯と特徴を比較します(デザインの選び方や高さとの組み合わせは目隠しフェンスの選び方の記事をご覧ください)。
| 素材 | 工事費込み1m単価 (高さ1.2m前後) | 費用面の特徴 |
|---|---|---|
| スチールメッシュ | 0.5〜1.2万円程度 | 最安。ただし目隠し効果はない(後付けの目隠し材で補う方法あり) |
| アルミ形材(標準色) | 1.3〜2.7万円程度 | 軽く・錆びにくく・塗り替え不要。目隠しフェンスの主流 |
| 木目調アルミ・樹脂(人工木) | 1.5〜4万円程度 | 木の質感とメンテナンス性を両立。標準色アルミの1.2〜1.5倍程度 |
| 天然木(ハードウッド等) | 2〜4.5万円程度 | 質感は随一だが、再塗装などの維持費も見込んでおきたい |
アルミ形材|迷ったらまず検討したい主流素材
LIXIL・YKK AP・三協アルミなど大手各社が主力シリーズを展開しており、目隠し(完全遮蔽)・ルーバー・スリットなどタイプも豊富です。軽量なので柱や基礎への負担が比較的小さく、高さのある目隠しでも計画しやすいのが費用面の利点です。塗り替えが不要なため、設置後の維持費がほとんどかからない点も、長い目で見ると効いてきます。
木目調アルミ・樹脂(人工木)|デザインと耐久の両立
「木の風合いは欲しいけれど、メンテナンスは避けたい」という方に選ばれているのがこのカテゴリです。木目調のラッピングを施したアルミ形材や、樹脂と木粉を混ぜた人工木パネルなどがあり、価格は標準色アルミの1.2〜1.5倍程度。道路から見える正面など「見せ場」に使うと費用対効果が高い素材です。
天然木|質感は魅力、維持費込みで判断を
ウリンやイペなどのハードウッドは耐久性が高い一方、材料費・施工費とも高めです。ソフトウッドは初期費用を抑えられますが、数年ごとの再塗装費用が積み重なります。初期費用だけでなく「10年間の総額」で比較するのが、天然木を検討するときのコツです。
スチールメッシュ+目隠しの組み合わせ技
予算が限られる場合、境界全体は安価なメッシュフェンスにして、視線が気になる区間だけ目隠しフェンスを重ねる(または植栽やシェードで補う)方法もあります。全区間を目隠しにするより数十%単位で総額を抑えられるため、敷地が広いお宅ほど有効な考え方です。
高さで変わる費用|1.2m・1.8m・2m以上の目安と風・基礎の関係
同じ素材でも、高さ1.8mは1.2mの1.4〜1.6倍、2m以上では1.6〜2倍程度に費用が上がります。理由は柱と基礎の増強です。
当社がひとつの目安にしているのは基礎込みで1.8mです。立った状態の視線をしっかり遮れて、費用・強度・製品の選択肢のバランスが取れる高さです。一方、フェンス単体で2mクラスになると費用は跳ね上がり、そもそも対応できる製品自体が少なくなります。できたとしても風を受ける面積が大きく、台風時の不安が増すため、当社では2m級をご希望の場合ほど「本当にその高さが必要な範囲はどこか」を現地で慎重に検討するようにしています。
目隠しフェンスの費用を語るうえで、高さは長さと同じくらい重要な変数です。高さ別の費用イメージは次のとおりです。
| 高さ | 費用の目安(1.2m比) | 用途のイメージ |
|---|---|---|
| 1.0〜1.2m | 基準(1mあたり1.3〜2.7万円程度・アルミ) | 境界の明示+座った目線の軽い目隠し |
| 1.6〜1.8m | 1.3〜1.6倍程度 | 立った目線を遮る標準的な目隠し |
| 2.0m以上 | 1.6〜2倍程度+構造検討 | 2階からの見下ろしや高低差のある隣地対策 |
パネルの面積が増える分だけ本体価格が上がるのは想像しやすいところですが、実際にはそれ以上に柱の本数・太さと基礎の規模が費用を押し上げます。高さが上がるほど風を受ける面積が増え、柱1本あたりにかかる力が大きくなるため、太い柱を短い間隔で立て、基礎も大きくする設計が求められるからです。
高さ2m以上は「風」と「構造」で費用が跳ねる
高さ2mを超える計画では、メーカーの多段柱仕様(フェンスを上下2段に連結する方式)や控え柱が必要になるケースが増え、費用は一段と上がります。また、既存のブロック塀の上に載せる場合は、塀を含めた全体の高さと強度のバランスにも注意が必要です。参考までに、鉄筋入りの補強コンクリートブロック塀自体は建築基準法施行令で高さ2.2m以下と定められており、景観条例などで別途制限がかかる地域もあります。高さ2m以上の計画は、費用面でも安全面でも、構造検討を含めて業者に相談しながら進めるのが確実です。
風の条件も費用に直結します。三重県は台風の通り道になりやすく、伊勢湾沿いの津市・四日市市・鈴鹿市や、伊勢志摩・東紀州の沿岸部では海からの風も強い地域です。沿岸部では耐風圧V0=38m/s以上の製品を目安に選び、設置環境に合った基礎を組むことが、長持ちの条件になります。耐風グレードの高い製品はその分価格も上がりますが、ここは削らないことをおすすめしています。
「高くする」以外の選択肢で費用を抑える
高さを上げるほど費用と圧迫感は増えます。実は、視線対策は高さだけで解決するものではありません。ルーバータイプ(斜めの羽板で視線だけカット)やスリットタイプ(隙間で抜け感を残す)を使えば、実際の高さを抑えつつ体感の目隠し効果を確保でき、風圧の負担も軽くなります。どの目線から何を隠したいかによって最適解が変わるため、詳しくは高さ・素材の選び方の記事で整理しています。
場所別に見る費用のかけどころ|リビング前・浴室・駐車場・隣地境界
費用対効果が高いのは、滞在時間の長いリビング前と浴室まわり。駐車場や隣地境界は低め・安めの仕様で十分なことが多いです。
同じ敷地でも、場所によって「必要な目隠しのレベル」は違います。全体を一律の仕様にせず、場所ごとに予算のかけどころを変えるのが、満足度と費用のバランスを取るコツです。
リビング・庭の前|予算をかける価値がある場所
家族の滞在時間が最も長く、道路や隣家からの視線も気になりやすい場所です。高さ1.6〜1.8m・木目調などデザイン性のある素材を選ぶ価値があります。窓の位置と外からの目線を結んだ線を現地で確認し、その線を遮る高さに絞ると、過剰な高さにせずに済みます。
浴室・洗面の窓まわり|短い区間で効果大
目隠しの優先度は高い一方、必要な長さは2〜4m程度と短いのが特徴です。区間が短いため、高さのあるルーバータイプを選んでも数万円〜十数万円程度で収まりやすく、費用対効果の高い投資になります。
駐車場まわり|目隠しよりも見通しを優先
車の出入りがある場所は、視界を遮ると出庫時の安全確認がしにくくなります。高い目隠しはかえってデメリットになり得るため、低めのフェンスやスリットタイプで十分なことが多く、費用も抑えられます。
隣地境界|共有か単独かで費用の持ち方が変わる
隣地との境界は、境界線の中心に共有で立てるか、自分の敷地内に単独で立てるかで、費用負担もメンテナンスの自由度も変わります。共有なら折半で安く済む一方、将来の交換や変更に相手の同意が要ります。単独設置なら費用は全額自己負担ですが、高さも素材も自由です。新しい分譲地では単独設置が主流になりつつあります。
目隠しフェンスの後付け費用と注意点
目隠しフェンスは後付けできます。費用は新設とほぼ同水準ですが、既存物の撤去費やコア抜き費が加わる点が違いです。

四日市市や鈴鹿市の分譲地では「入居時はメッシュフェンスだけだったが、暮らしてみると視線が気になってきた」というご相談が増えています。後付けの方法は大きく2つあり、それぞれ費用のかかり方が異なります。
方法1:新たに基礎を作って設置する
地面に独立基礎を埋めて柱を立てる、最も自由度の高い方法です。費用構成は新設時と同じで、前述の1m単価がそのまま目安になります。地面が土なら施工しやすい一方、コンクリートの土間や犬走りがある場所では、コンクリートに穴を開けて柱を立てる作業(コア抜き)が必要になり、柱1本あたり数千円程度の追加を見込みます。掘削で出た残土の処分費がかかる場合もあります。
方法2:既存のブロック塀の上に設置する
既存のブロック塀にコア抜きをして柱を差し込み、フェンスを載せる方法です。基礎を新設しない分、条件が合えば費用を抑えられます。ただし前提になるのが既存ブロック塀の強度確認です。ひび割れや傾きがある塀、鉄筋の入っていない古い塀に載せるのは危険で、2018年の大阪府北部地震でブロック塀の倒壊事故が起きて以降、既存塀の点検は業界全体で重視されています。状態によっては「塀の補修や作り替えから」となり、かえって費用がかさむこともあるため、まず現地で塀の状態を診てもらいましょう。
既存フェンス・塀の撤去処分費
古いフェンスや塀を撤去してから新設する場合は、撤去・処分費が別途かかります。規模や構造にもよりますが、数万円〜20万円程度(2026年時点・三重県の目安)を見込んでおくと安心です。ブロック塀の解体は量が多いほど処分費もかさむため、見積書で「撤去処分費」が含まれているかを確認しておきましょう。
なお、倒壊のおそれがある古いブロック塀の撤去については、自治体によって補助金制度が設けられている場合があります。2018年の地震以降、点検・撤去への支援は全国的に拡充されてきた分野です。対象条件や金額は自治体・年度で変わるため、最新の情報はお住まいの市町の窓口でご確認ください。当社でも、現地調査の際に該当しそうな制度があればお伝えしています。
境界の確認と、隣家へのひと声
後付けで意外と重要なのが境界まわりです。フェンスを立てる位置が自分の敷地内か、隣地との共有部分かで進め方が変わります。境界標が見当たらない場合は、着工前にはっきりさせておくのが安全です。また、民法では境界近くに他人の宅地を見通せる窓や縁側を設ける場合の目隠し義務(第235条)が定められているなど、境界まわりは法的な論点も絡む領域です。着工前に隣家へひと声かけておくだけでも、トラブルの予防になります。工事中の騒音や職人の出入りについて事前に伝えておくと、その後のご近所関係も円滑です。
目隠しフェンスの費用を安く抑える6つの方法
効果が大きい順に「範囲を絞る」「素材にメリハリ」「標準規格品を選ぶ」「外構工事と同時に施工」「相見積もり」「DIYとの使い分け」の6つです。
①目隠しする範囲を絞る
敷地の全周を高いフェンスで囲うと、費用は一気に膨らみます。実際に視線が気になるのは、リビングの前や浴室の窓まわり、お隣のリビングと向き合う面など、一部の区間であることがほとんどです。必要な範囲だけ高さのある目隠しにして、他はメッシュフェンスや低いフェンスにすれば、総額を数十%単位で抑えられます。6つの中で最も効果の大きい方法です。
②素材のグレードにメリハリをつける
道路から見える正面は木目調アルミでデザイン性を持たせ、隣地側や裏手は標準色のアルミにする——といった使い分けも有効です。見た目の印象を保ちながら、材料費を賢く配分できます。実際の組み合わせのイメージは施工イメージもご参考ください。
もうひとつ、当社がよくご提案する具体的なワザが「片面タイプ」を選ぶことです。木目調パネルには両面木目のタイプと片面だけのタイプがあり、片面タイプのほうが安く済みます。庭からの見た目を優先するなら家から見える側だけ木目に、道路からの外観を優先するなら外側だけ木目に——どちらの顔を立てるかを決めるだけで、見た目の満足感をあまり落とさずに費用を抑えられます。
③シンプルな標準規格品を選ぶ
同じメーカーでも、装飾性の高いモデルと定番のシンプルなモデルでは価格差があります。また、規格外の寸法をオーダーしたり特注色を選んだりすると割高になるため、標準の高さ・幅・色の組み合わせで計画すると費用を抑えられます。大手メーカーの定番シリーズは流通量が多く、価格がこなれているのも利点です。
④外構工事と同時に施工する
カーポートの設置や庭のリフォームなど、他の外構工事を予定しているなら同時施工が得策です。職人の手配・重機・運搬・現場管理といった経費を1回分にまとめられるため、別々に発注するより総額を抑えられます。新築外構の場合も、フェンスだけ後回しにするより、全体計画に組み込んだほうが結果的に割安になるケースが多いです。
⑤複数の業者から見積りを取る
同じ条件でも、業者によって得意な工事や仕入れ条件が異なるため、見積額には差が出ます。2〜3社から見積りを取り、金額だけでなく「柱のピッチ」「基礎の仕様」「撤去処分費の扱い」まで見比べると、適正な相場感が掴めます。ハウスメーカー経由の外構は中間マージンが乗ることがあるため、外構専門業者への直接依頼と比較してみる価値があります。
⑥DIYと業者施工を賢く使い分ける
ホームセンターの材料でDIYすれば、材料費だけで済むのは事実です。プランター型の置くだけフェンスや低い柵、ラティスの取り付けなど、風の影響が小さいものはDIYも十分選択肢になります。
最後にひとつ現場からの実感を。カーポートなどと同様、フェンス製品も値上がりが続いています。物価高・材料費高の影響で価格改定が毎年のように行われており、今後も上昇傾向は続くと当社は見ています。設置を決めているなら、早めに動くほうが結果的に割安になりやすい状況です(2026年8月執筆時点)。
一方で、高さのある目隠しフェンスの基礎工事は慎重に考えたいところです。柱の根入れが浅かったり基礎が小さかったりすると、台風時に倒れて人や車を傷つけるおそれがあります。複数の気候帯で外構を見てきた経験から言えるのは、フェンスの寿命と安全性は、見えない基礎で決まるということです。費用を抑えたい場合も、基礎と建て込みはプロに任せ、そのぶん①②の「範囲」と「素材」で調整する方法をおすすめしています。
対応エリア
三重県全域(北勢/中勢/伊勢志摩/伊賀/東紀州エリア)を中心に、愛知・岐阜・滋賀・京都・奈良・和歌山・大阪も対応可能です(要相談)。津市・松阪市・四日市市・鈴鹿市・伊勢市・桑名市など、現地調査・ご相談・概算見積まで無料で対応いたします。
よくある質問
目隠しフェンスの費用は10mでいくらですか?
高さ1.2m前後のアルミ目隠しフェンスで15〜30万円程度、木目調アルミや樹脂製で18〜40万円程度が目安です(2026年時点・三重県の目安)。既存フェンスの撤去が必要な場合は、別途撤去処分費がかかることがあります。
目隠しフェンス20mの費用はいくらですか?
高さ1.2m前後で、アルミ製なら30〜55万円程度、木目調アルミ・樹脂製なら35〜75万円程度が目安です。高さ1.8〜2.0mの目隠しタイプでは50〜90万円程度まで上がります。運搬費などの固定経費が薄まる分、長いほど1mあたりの単価は下がる傾向があります。
高さ2mの目隠しフェンスの費用はいくらですか?
高さ2m級は1mあたり2〜4.5万円程度、10mで25〜50万円程度が目安です。柱の本数・太さや基礎の規模が増えるため、同じ素材でも高さ1.2mの1.6〜2倍程度になります。風圧の影響も大きくなる高さのため、製品の耐風グレードと基礎の構造検討を含めて、業者に相談しながら進めるのが確実です。
目隠しフェンスは後付けできますか?
後付けできます。新たに基礎を作って設置する方法と、既存のブロック塀にコア抜きをして設置する方法があります。既存塀に載せる場合は塀の強度確認が前提になり、状態によっては補修や作り替えが必要なこともあります。設置場所の状況で費用が変わるため、現地調査のうえでお見積りするのが確実です。
目隠しフェンスとブロック塀はどちらが安いですか?
同じ高さで比べると、一般的にはアルミの目隠しフェンスのほうが費用を抑えやすい傾向があります。ブロック塀は基礎・鉄筋・ブロック積みの工程が多く、高くするほど費用と工期がかかるためです。実務では、低いブロック(1〜3段)の上にフェンスを立てる組み合わせが定番で、費用・デザイン・耐久のバランスが取りやすい構成です。
【まとめ】費用は「長さ×高さ×素材」の掛け算で決まる
目隠しフェンスの費用は、工事費込みで1mあたり1〜4万円程度、10mで15〜40万円程度、20mで30〜75万円程度が目安です(2026年時点・三重県の目安)。最後に、この記事の要点を整理します。
- 総額は「長さ×高さ×素材」の掛け算。高さ1.8mは1.2mの1.4〜1.6倍、2m以上は1.6〜2倍程度
- 見積りは本体・柱・基礎・施工費の4項目。本体価格の1.5〜2倍程度が工事込みの総額の目安
- 後付けは可能。既存物の撤去費・コア抜き費・既存塀の強度確認がポイント
- 安く抑える一番の近道は「目隠しする範囲を絞る」こと。基礎はプロに任せ、範囲と素材で調整を
- 沿岸部では耐風圧の高い製品と、環境に合った基礎の設計が長持ちの条件
アトラディックでは、敷地の状況と気になる視線の方向を現地で確認したうえで、範囲・高さ・素材・基礎まで含めた最適なプランをご提案します。無料相談フォームまたはお電話(070-9466-4336・受付 月・火・木・金 12:00〜18:00)から、お気軽にお問い合わせください。
監修: 株式会社アトラディック(代表施工者は米国ハワイ州で外構施工会社を設立・運営。ハワイ8年・韓国3年、海外施工歴11年)。三重県津市を拠点に、外構・エクステリア工事を設計から施工まで手がけています。
※本記事の価格・施工内容は2026年時点の一般的な目安です。地域・施工条件・業者により変動します。最新の正確な情報は、各メーカー公式・各自治体・専門業者にご確認ください。
